中国語  日本語
ホーム > 経済 > 記事全文

日航の操縦士候補生、ようやく空へ 経営破綻で養成遅れ
2017-02-27 14:45:11   From:日経   コメント:0 クリック:

 2010年1月に経営破綻した日航で、パイロット候補生として入社したのに、訓練を受けないまま地上勤務を余儀なくされた約100人が、再開された訓練を終え次第、国内線の副操縦士として順次デビューすることになった。初日の27日、第1号となった先崎辰彦さん(34)は羽田発徳島便に乗務した。

 破綻がパイロット養成に与えた影響はこれで解消。公的支援を受け再生したことによる制約も4月からなくなる日航は、新時代を迎えつつある。

 先崎さんは08年4月に入社し、破綻後はパイロットの後方支援をしていた。乗務前の打ち合わせでは、天気図や航路を機長と一緒に確認。「やっとここまで来たという感じ。いつも通り臨みたいが、ちょっと緊張しています」と話して乗り込んだ。

 近く初乗務する副操縦士も意気込む。航空券や旅行商品を販売する子会社「ジャルセールス」で勤務していた鈴木洋平さん(31)は「応援してくれた人たちへの感謝を胸に、安全で快適なフライトのために全力を尽くす」と話した。

 日航は経営破綻後、路線が縮小されたことに伴い、過剰なパイロットを抱えないよう、採用や訓練を中止。既に入社していた候補生のうち、一部は他社でパイロットを目指すために退職したが、残った人たちは、マイレージの担当部署や、地方支店の総務といった職場に配属され、操縦とは全く違う地上での仕事を担当することになった。

 経営再建に向かう中、養成訓練は12年10月に再開、15年4月からは採用も始まった。日航によると、中止の影響を受けた候補生のうち、訓練が最も遅れていた約100人が乗務に就くことになった。

 操縦するのは、主に近距離の国内線を飛んでいるボーイング737(最大165席)。中・長距離の路線を飛ぶ777(最大500席)や787(最大195席)などよりも乗務回数が多く、離着陸の経験を増やせることを考慮したという。

 日航は14年4月から新たな副操縦士の養成方式を導入。以前は1人で操縦する小型機で長期間の訓練が必要だったが、新方式ではシミュレーターを活用することで機長と2人態勢の操縦訓練に特化し、期間を半年以上短縮できるようになった。今回デビューの副操縦士に初適用した。

熱に関連する単語の検索:成遅

前の記事:ホンダ1月生産、国内1.7%増の6万2889台 海外2.2%増の34万9834台
次の記事:中国製造業の賃金、過去10年で3倍に

分享到: 收藏