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米GE、産業分野のコスト2200億円削減 18年までに
2017-03-23 12:20:33   From:日経   コメント:0 クリック:

 米ゼネラル・エレクトリック(GE)が2018年までに産業分野のコストを20億ドル(約2200億円)削減する目標を打ち出した。従来は17年に10億ドルの削減が目標だったが、「2年間で20億ドル」としてコスト削減額を2倍とする。大株主である物言う株主(アクティビスト)との話し合いの結果、一段の収益強化を打ち出す。

 GEは22日までにアクティビストのネルソン・ペルツ氏率いるトライアン・ファンド・マネジメントと協議した結果、16年に249億ドルだった産業分野の費用構造を18年には229億ドルに下げる。従来は17年までに10億ドル減の239億ドルまでしか言及していなかった。

 役員報酬引き下げなどでも合意したという。トライアンは「長期的なコスト改善につながり、GEの財務的な目標を達成するのに貢献する」とのコメントを出した。

 トライアンは15年に25億ドルを投じGEの発行済み株式の約1%相当を取得。GEのデジタル事業へのシフトなどを評価し、表立って経営改善を要求することはなかった。しかし、一時33ドルまで上昇したGEの株価は足元では29ドル台に下落。株価引き上げには追加的な施策が必要と判断したようだ。

 最近のアクティビストは現実的な経営改善を提案することで一般株主からの支持も高い。GEは4月下旬に株主総会を控えており、アクティビストの要求に配慮せざるを得ない面もあったとみられる。

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