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中南米の2大経済共同体、貿易自由化の推進で合意
2017-04-08 16:16:54   From:日経   コメント:0 クリック:

中南米の2大経済共同体である南部共同市場(メルコスル)と太平洋同盟の加盟国は7日、ブエノスアイレスで外相会議を開いた。自由貿易の推進を通じ、経済の統合を進めることで合意した。会議後の記者会見で、アルゼンチンのマルコラ外務・宗務相は「2つの共同体を近づけ、域内の貿易を増やすことを確認した」と述べた。

 中南米にはブラジルやアルゼンチンなどが加盟するメルコスルのほか、メキシコやチリなどが加盟する太平洋同盟の2大経済共同体がある。記者会見には太平洋同盟を代表しチリのムニョス外相も出席。ムニョス氏は「経済統合への挑戦は重要で、我々は共通の興味を持っている」と応じた。今後、定期的な情報交換やハイレベル会合の開催で具体案を詰めていく。

 2015年に就任したアルゼンチンのマクリ大統領はこれまで保護主義的だったメルコスルの改革を推進している。会議に先立ち6日にブエノスアイレスで行った講演では「アルゼンチンはメルコスルと太平洋同盟の懸け橋になる」と宣言していた。

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