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バス運転手が「信号無視」3回 女性客が心臓発作、病院へ直行
2013-08-09 13:45:25   From:   コメント:0 クリック:

山東省青島市で乗客を乗せたバスが赤信号を3回無視する交通違反が確認された。車内では乗客の女性が心臓発作を起こし、ドライバーが他の乗...
山東省青島市で乗客を乗せたバスが赤信号を3回無視する交通違反が確認された。車内では乗客の女性が心臓発作を起こし、ドライバーが他の乗客の了承を得た上で通常の路線から外れて病院へ直行したのだという。信号無視は一刻を争う女性の容体を考慮して行われた。
 1月21日正午12時30分、ドライバーの耿順日さんは26番路線バスを駅に向かって運転していた。すると乗客の女性が運転席まで来て「妹の様子がおかしい」と訴えたという。心臓病の発作が出たようなので、急いで病院に受診させなければ危険とのことだった。
 バス停に一度停車して発作を起こした女性の様子を見に行くと、女性の顔はすでに血の気を失い、椅子の上で意識不明の状態に陥っていた。大学路のバス停は青島大学医学院付属医院が近い場所にあったため、耿さんは車内の乗客8人の了承を得て同院へ向かった。
 病院までの道の途中では赤信号を3回無視して先を急いだ。到着すると、耿さんは接救急外来の医師と看護師の元へ駆け付け事情を説明し、看護師と一緒に担架を担いだ。迅速な対処が幸いして女性は一命を取り留め、無事を見届けた耿さんは通常の運転に戻った。
 同日午後3時、女性のその後の容体を心配していた耿さんは勤務交替とともに青島大学医学院付属医院を見舞った。倒れた乗客は50代の劉さんという女性で、症状は姉の心配した通り心臓発作だった。劉さんの姉は「本当に運転手さんに感謝しています」と語る。
「もしもあの時助けてくれなければ、妹も私もどうすることもできなかったでしょう」

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