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中国のシェアリングエコノミー、経済にとどまらず大きく貢献
2017-07-29 15:13:53   From:チャイナネット   コメント:0 クリック:

中国の最新のシェアリングエコノミーモデルとなっているのがシェア自転車。シェア自転車経済は現在、猛烈な勢いで発展している。中国のどこかの一線都市または二線都市を歩いてみれば、黄色やオレンジ、緑色、または色とりどりの自転車が道路の両側に停まっているのを見ることができるだろう。スマートフォンで自転車のコードを読み込んでいるユーザーの姿も見られるかもしれない。ユーザーはあっという間に自転車に乗って走り去っていく。今年3月までの一年で、中国のシェア自転車の新企業各社は、200万台以上の自転車を都市に投入し、シェアユーザーに提供した。

シェア自転車の長所は言うまでもない。庶民の移動の「ラストワンマイル」問題を解決し、省エネ・環境保護に最も適した都市の移動手段となり、都市の交通渋滞を大きく緩和した。庶民の時間の節約や移動コストの削減にもとても役立っている。シェア自転車経済は、中国で大きく発展しつつあるシェアリングエコノミーの一部分にすぎない。シェアリングエコノミーが踏み出した海外展開への最初の一歩の成功は、中国のシェアリングエコノミーに対する中国の認識を高めた。一部の中国の企業家は、中国のシェアリングエコノミーは世界をリードするだろうとさえ語っている。その背後には、すでに世界に広まっている中国の革新効果のスピルオーバーがある。シェア自転車やライドシェアなどのシェアリングエコノミーはすでに、中国の新たな経済業態として力強く成長している。だが中国のシェアリングエコノミーのいくつかの予想外の収獲は無視されがちだ。

経済モデルの大規模な転換は、世界各国がいずれも直面している共通の問題である。重要な要素の一つは、グローバル経済の成長が持続可能性という問題を抱えていることが明らかになったことだ。こうした成長モデルからの脱却は、経済モデル転換の重要な課題となる。そのための出口は革新にあり、循環型経済や節約型経済の発展にある。シェアリングエコノミーはまさに節約型経済であり、モバイルインターネットというツールを利用して遊休資源を再び動かして配置するということだ。シェアリングエコノミーは、節約型・循環型経済へのモデル転換のための最良のモデルとなっている。最も現代的な科学技術の手段を利用し、節約型・循環型のシェアリングエコノミーをすばやく実現することで、民間資本は政府を大きく助けていると言える。

もう一つの予想外の大きな収獲は、中国のシェア自転車計画が完全に民営部門によって経営・管理されていることだ。こうした公共製品の配置という仕事から政府を解放し、不必要な公共支出を節約した。政府に替わって大きな事業を行い、政府が長年にわたって求めていた成果を上げることができた。

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