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ウイチャットペイとアリペイが日本市場を“スキャン”
2017-09-16 23:52:55   From:チャイナネット   コメント:0 クリック:

 世界から先進国だと称賛されるのに慣れた日本だが、今年に入って落伍感を与えさせるニュースが2つあった。1つは中国のスマホ決済だ。その便利さや普及の速さについて、日本メディアは驚きを持って伝えている。中国では朝の市場から夜の屋台まで、“スキャン消費”が広まっているのだ。2つ目はMobikeなど中国のシェア自転車が日本に普及し始めたことだ。福岡や北海道の街では、中国資本によるシェア自転車が出現している。

 日本のビックカメラは、冷蔵庫、洗濯機から電球、電池に至るまで、何でも揃う大型家電量販店チェーンだ。友人が日本に来た時、渋谷店に美容マッサージ器を買いに行くのに付き合った。会計のとき、「ウイチャットペイが使えます」という表示がカウンターに貼ってあるのに気付いた。友人は免税手続きをした後、金額を打ち込み、スキャンし、確認をした。1分足らずで全ての手続きを終えた。店員にウイチャットペイの使用率について尋ねると、「大部分の日本人のお客様は現金かクレジットカードで会計しますが、免税カウンターに来る外国人のお客様の約3分の1は、ウイチャットペイで会計しますね」と答えた。

 日本で1.3万店舗を展開するローソンは今年初め、アント・フィナンシャルと共同で、「ローソンの全店舗でアリペイ決済が使用可能になった」と発表した。アント・フィナンシャルのダグラス・フィーギン上級副総裁が、この会見のためにわざわざ東京に訪れた。ローソンが、訪日中国人観光客の増加と消費範囲の広がりを背景に新たな商機を見出したかっこうだ。コンビニでプレゼントや食品、生活用品を買う訪日中国人観客が増えている上、1人あたり消費額は日本人の1.6倍だ。ローソンはアリペイとの合作のために、数億円をかけて電子決済システムを改造した。現在、全国の店舗でアリペイ決済機能が使えるようになっている。


 類似のニュースは他にもある。ディスカウントストアのドン・キホーテ渋谷店は7月、ウイチャットペイによる決済を正式導入した。ドン・キホーテ東日本営業本部の竹内三善部長によると、ドン・キホーテでは37店舗でウイチャットペイを導入しており、うち3店が旗艦店だという。便利な決済や、ウイチャットのアカウントを通じた情報サービスを訪日中国人観光客に提供することで、より多くの顧客を呼び込みたいとしている。また高級デパートで知られる大丸松坂屋も、ウイチャットペイが顧客の利便性にとって必要なものと考えている。羽田空港の免税店では、ウイチャットペイ導入率が75%に達している。

 アリ・ファイナンシャル国際事業戦略合作部の担当者によると、アリペイは2015年から日本市場に参入している。現在、すでに空港や商業施設、家電量販店など6000店舗以上で決済ができるようになった。ローソンは日本で初めて全チェーン店にアリペイシステムを導入する会社となった。アリペイは今後日本市場で、より多くの決済チャネルに結びつけていく予定だという。ウイチャットペイ海外運営担当の殷潔氏は、「中国はキャッシュレスとスマホ決済において世界最先端だ。ウイチャットペイは、海外旅行をする中国人観光客の足並みに合わせ、海外企業にサービス向上のお手伝いをするとともに、中国人観光客に更なる良い海外旅行体験を提供したいと考えている」と述べる。

 現代化は創造されるものだが、それ以上に大切なのはそれを維持することである。上述したスマホ決済の基礎となるのは、アプリのプラットフォームである。日本の友人が最近、自分から友達申請のQRコードスキャン求めてきた。ウイチャットへの加入者が増えれば、より大きな情報プラットフォームになる。現在、ウイチャットペイは10カ国以上の国や地域で使えるようになった。海外企業も13万社以上が加入し、10カ国以上の外貨で直接決済が可能になっている。それを日本人に言うたびに、みな一様に驚いている。


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