中国の1-11月工業企業利益は21.9%増 ハイテク製造の収益力が向上
2017-12-28 15:39:11 From:チャイナネット コメント:0 クリック:
国家統計局工業司博士の何平氏は、2017年11月の工業企業利益統計について、増益率が若干低下したものの、全体的には今年に入ってから工業企業の収益が持続的に改善しているとの見解を示した。
コストと費用の低下が利益率を押し上げ
何平氏は、価格上昇幅の縮小による影響を受けて企業の増益率が低下したと説明。概算で、価格変動が工業企業利益を前年同期に比べ約628億元増やしたが、10月より約944億元少なく、増益率にして13.8ポイントの低下をもたらしたと分析した。
1-11月の工業企業主要事業売上高100元当たりのコストと費用は合わせて92.75元と、前年同期に比べ0.5元減った。主要事業売上高利益率は6.36%で、前年同期に比べ0.54ポイント上昇。これについては、企業のコストと費用の減少が利益率の上昇につながったと説明している。
また、企業のレバレッジ率が低下し、経営リスクが下がった。11月末時点の工業企業の総資産負債比率は55.8%で、前年同期に比べ0.5ポイント低下。うち国有持株企業の総資産負債比率は60.8%と、前年同期に比べ0.6ポイント下がった。
工業39業種の利益が前年同期比で増加
1-11月の採鉱業利益総額は前年同期比2.9倍増の4434億元、製造業は18.9%増の6兆416億1千万元、電力・熱・天然ガス・水生産及び供給は12.8%減の3900億元だった。
工業41業種(大分類)のうち39業種の1-11月利益総額が前年同期に比べ増加する一方、2業種が減少。石炭、鉄鋼、化工、石油などの増益が大きかった。
何平氏は、ハイテク製造業の成長が比較的速く、収益力が増強されていると説明した。1-11月のハイテク製造業主要事業売上高は前年同期比13.4%増で、増加率は全体平均を2ポイント上回った。主要事業売上高利益率は6.68%と、全体平均を0.32ポイント上回り、前年同じ時期を0.35ポイント上回った。
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