中国自動車産業が世界新エネルギー発展の最前線に
2018-03-14 15:36:25 From:チャイナネット コメント:0 クリック:
第13期全国人民代表大会第1回会議に参加する浙江省代表団は8日、代表団会議をメディアに公開した。李書福代表は記者の質問に対して「2020年までに新エネ車販売台数の割合を吉利全体の90%以上に引き上げる方針」と述べた。
李書福代表は会議終了後の独占インタビューで、「新エネ車の発展は中国の青空防衛戦、大気質改善の要求に合致するもので、中国のエネルギー構造を改善するうえでの現実的な要求でもある。中国政府は一貫して新エネ自動車の発展を非常に重視している」と指摘。「中国の自動車産業は競争力強化を図り、世界のバリューチェーンのミドルハイエンドに歩みを進める必要がある。新エネルギーという未来の潮流をしっかりと捉え、産業の発展計画を早めに策定する必要がある」と述べた。
工信部の統計によると、2017年の中国新エネ自動車生産・販売台数はそれぞれ79.4万台、77.7万台と、3年連続で世界一となった。李書福代表は、「中国の新エネ自動車販売台数は3年連続で世界一となったが、これは中国の新エネ自動車が良好に発展していることを示す。当然のことながら、我々はまだ多くの困難を克服する必要があり、改善の余地も大きい。先進諸国と比べても更に積極的に努力する必要がある」としている。
中国の新エネ自動車産業は発展の重要な転換点に来ている。両会(全国人民代表大会、全国政治協商会議)期間中に、全人大代表である奇瑞汽車の尹同躍会長は統計をもとに「新エネ自動車のインフラ整備に伴い、若年層の環境保護への意識が高まり、新エネ自動車産業が伝統的自動車産業を上回るペースで成長している。昨年は全国で新エネ自動車販売台数が自動車販売台数全体の約2.6%を占めた。新業態発展の法則から見ると、新技術・新製品の全体に占める割合が1%を超えると、急速に躍進する発展期に入る可能性がある。中国の新エネ自動車産業の発展には、政府が同産業の発展を重視しているほか、巨大な市場など、多くの優位性が備わっている」と分析した。
全国両会の開催に伴い、全人大代表に初めて選ばれた奇瑞汽車の尹同躍会長は、奇瑞汽車の実践と経験を踏まえて多くの議案を提起した。具体的には、◇自動車の輸出関税引き下げ、◇新エネ車の夜間充電促進、二酸化炭素排出削減、◇商用車の電動化推進――など。尹同躍氏は、「このエキサイティングな時代に、我々の世代の企業経営者は緊迫感をもって無限の潜在力を掘り起し、世界最先端の水準に追いつき追い越すことを誓う」と述べた。
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