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鉄鋼過剰生産巡り米欧中などが閣僚会合
2018-09-21 15:18:50   From:日経   コメント:0 クリック:

 日米欧や中国など33カ国・地域が鉄鋼の過剰生産問題を話し合う「鉄鋼グローバル・フォーラム」の第2回閣僚級会合が20日、パリで開かれた。過剰生産につながる補助金の情報を10月末までに報告し、12月に事務レベル会合を開くことで合意した。

 中国が一定の協力姿勢をみせ、報告期限を定めた成果文書に合意した。これまで各国が補助金の有無を報告する方向性は決めていたが、中国の報告が遅れていた。

 閣僚会合は2018年6月に開く予定だったが、米国が鉄鋼・アルミニウム製品に追加関税をかけるなど貿易摩擦が激しくなり、9月に延期された。

 12月から日本が議長国になる。日本は19年に第3回閣僚会合を開き、具体的な対応策で合意したい考えだ。

 世界の鉄鋼生産を巡っては、中国の地方政府による補助金制度が大量生産につながったとの指摘がある。17年の世界の粗鋼生産能力約23億トンのうち中国が約11億トンを占める。中国の協力無しに過剰生産問題は解決しない構図となっている。

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