ロボット産業、中国が世界をリードか
2018-09-27 11:47:47 From:チャイナネット コメント:0 クリック:
2018国際デジタル経済博覧会が20日、石家荘で開幕した。出席者が会場のロボット製品と交流した。
サービスロボットは中国で新興産業となっている。中国の多くの高齢者が、さまざまな能力(部屋の掃除や付き添いなど)を持つロボットを必要としているからだ。25日付シンガポール紙『ザ・ストレーツ・タイムズ』が伝えた。
重慶市で開かれた中国国際スマート産業博覧会で、人々が馮竹林さん(音訳)の展示ブースの周りに集まり、彼女が手にしている球状の物体を一目見ようと首を伸ばしていた。
これは「智伴」と呼ばれるロボットだ。人々はすぐに、このボールサイズのロボットに質問をした。
馮さんは「智伴とは知識を持つパートナーという意味で、歌をうたい、英語で子供と簡単な対話をし、両親から送られてきたショートメールを読むことなどができる」と回答した。
馮さんはこの価格が800元のロボットについて、「今や忙しくて子供の世話ができない親が多く、そのためこれを一種の投資と考えている。今後はこのようなロボットが増えるだろう。これが未来だ」と話した。
「智伴」のようなサービスロボットは、中国で新興産業となっている。中国の多くの高齢者が、さまざまな能力(部屋の掃除や付き添いなど)を持つロボットを必要としているからだ。
ロボットはサービスロボット、特殊ロボット、産業用ロボットの3種に分かれる。特殊ロボットとは災害救助、爆発物処理などの特殊任務に用いられるロボットのことだ。
中国哈工大ロボット集団(HRG)と中智科学技術評価研究センターは先月に共同発表した報告書の中で、サービスロボットの市場規模だけでも2020年までに2倍以上に拡大し、269億元に達すると予想した。
重慶市で先月開催されたスマート産業博覧会は、ダンスをするロボットによって幕が開かれた。自動ロボットが会場内を動き回り、情報を提供した。
一連の教育ロボットを販売している北京智能管家科技有限公司(Roobo)の販売マネージャーの甄傲さん(音訳)は、これらのロボットは徐々に主流になりつつあると話した。
「当社は昨年、このような見本市で約20台のロボットを販売した。今は類似する見本市であれば1日で70−80台販売できる」
中国はロボット、自動化、人工知能(AI)などの関連技術分野への投資に力を入れており、これらの重要技術分野の世界的なリーダーになろうとしている。
中国の一般人もロボットへの注目を強めている。先ほど重慶市で開かれたスマート産業博覧会で、人が最も多く集まったのはロボットの展示ブースだ。
専門家によると、優遇策と多くの人材といった要素により、ロボット産業が急成長している。
中国は2016年に、世界の産業用ロボット市場の31%のシェアを占めた。中国は2020年までに中国製ロボットの世界市場シェアを50%以上にする目標を立てている。
中国の産業アップグレードの過程について、東北大学学際科学フロンティア研究所の翁岳暄准教授は「ひとたび成功すれば、中国は世界をリードするロボット革新国の一つになる可能性がある」と述べた。
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