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東芝、メモリに48億円を支払いへ 子会社時代の訴訟で
2018-10-05 13:25:46   From:朝日新聞   コメント:0 クリック:

 東芝は5日、6月に独立した東芝メモリに対し、約4200万ドル(約48億円)を支払うと発表した。関係者によると、子会社時代に台湾の半導体大手、旺宏電子(マクロニクス)から起こされていた特許権侵害訴訟の和解に伴う費用。損失として2018年7~9月期に計上する予定だ。

 東芝は、東芝メモリ株を米ファンドのベインキャピタルが主導する「日米韓連合」に売り、現在の議決権は4割にとどまる。売却前からの訴訟などで損失が生じた場合、東芝が最大500億円を補償することになっており、今回の支払いはこれに基づく。

 台湾のマクロニクスは米国際貿易委員会にも東芝側の特許侵害を訴えており、東芝はさらなる補償を求められる可能性もある。

 東芝は、収益源だった東芝メモリを手放したことで稼ぐ力が落ちている。経営危機をしのぐための昨年末の増資で、大株主には多くの海外ファンドが名を連ねており、株主への巨額の還元も求められている。

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