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若者と地方都市が潜在力を発揮、消費「新ボーナス時代」が到来
2018-11-12 16:15:53   From:チャイナネット   コメント:0 クリック:

 ネット通販の祭典「ダブル11」は毎年、わずか24時間内にすべてのサイト・店舗・消費者のエネルギーを引き出す、「新消費」の最も代表的なモデルになっている。より多元的な商品の選択、より豊富な消費内容、より改善されたショッピング体験は、「新」という字の中身を説明している。専門家によると、「95後」(1995−99年生まれの人)の消費者及び3・4級都市の消費力の台頭、また更新を続けるビジネスインフラやインターネットなどの急成長の推進を受け、中国の消費は新たな潜在力を引き出し「新消費ボーナス時代」を迎えようとしている。

 

 ダブル11に見る消費アップグレード

 

 毎年更新されるダブル11の消費額は、中国の消費の内需の力強い勢いを反映している。消費アップグレードは消費額だけでなく、消費の品質に対する追求によっても示されている。

 

 京東集団高級副総裁、大衆・ファスト消費事業総裁の王笑松氏は11日、「今年の状況を見ると、高品質消費が最大の特徴になっている。輸入消費財、大手・高級ブランド、割高だが斬新で特別な商品の販売が好調だ。中でも大手ブランド・ハイエンド商品の売上の伸びが顕著だ。若者が消費の品質を重視しており、高品質消費が大きな特徴になっていることが分かる」と述べた。

 

 アリババ健康消費医療事業部総経理の鐘聡娣氏は、「取扱高を見ると、過去5年間で伸び率が最も高かったのは、医薬・健康、室内装飾、美容・スキンケア、書籍・オーディオビジュアル、3Cデジタル製品の5大業界だ。大衆消費は品質重視の新段階に入ろうとしており、消費者は健康、室内装飾、文化消費など生活の質と密接に関わる分野に目を向けている」と話した。

 

 消費の新勢力が台頭

 

 アリババなどが先ほど共同発表した報告書によると、消費者の若年化と各級都市の利用者の参与が、新消費時代の重要なすう勢になっている。データによると、2017年にダブル11に参加した95後消費者が占める割合は2割弱に達していた。また各年齢層と単価の伸び率を見ると、95後がすべての消費層の中で最大だった。これらインターネット時代に生まれ育った若い消費者は、個性的で多元的なショッピング体験を好む。

 

 消費者の年齢構造の変化の他に、ネット通販利用者の地域構成にも、10年の間に密かに変化が生じていた。ダブル11の10年間の消費データを見ると、取扱高トップ10都市は常に1・2級都市に集中しているが、3・4級の消費の潜在力も徐々に引き出されていることが分かる。

 

 また過去10年間の購入品種の構造変化を見ると、消費の特徴が生存型消費需要から発展型・享受型需要へのアップグレードを続けていることが分かる。発展の商業インフラの更新が続き、輸入消費の利便性が高まり、消費アップグレードを支えている。調査機関によると、中国の2019年の輸入消費額は2兆2000億元に達する見通しだ。

 

 専門家によると、95後及び及び3・4級都市の消費力の台頭、また更新を続けるビジネスインフラやインターネットなどの急成長の推進を受け、中国の消費は新たな潜在力を引き出し「新消費ボーナス時代」を迎えようとしている。

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