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「米中摩擦、勝者はいない」 日経フォーラム開幕
2019-01-17 14:58:47   From:日経   コメント:0 クリック:

アジアの経営者や専門家らが技術革新などについて話し合う「日経フォーラム イノベーティブアジア」(主催=日本経済新聞社)が17日、シンガポールで開幕した。講演で米ヤフー共同創業者のジェリー・ヤン氏は、先端技術を巡る米中間の摩擦について「いずれかが勝者になるゼロサムゲームではない」と指摘。日本や欧州、東南アジアも技術開発競争に加わることに期待を示した。
「日経フォーラム イノベーティブアジア」で討論する米ヤフー創業者のジェリー・ヤン氏(17日午前、シンガポール)=三村幸作撮影

「日経フォーラム イノベーティブアジア」で討論する米ヤフー創業者のジェリー・ヤン氏(17日午前、シンガポール)=三村幸作撮影

ヤン氏は中国ではアリババ集団や騰訊控股(テンセント)、百度(バイドゥ)などのインターネット関連企業が相互に結びついているとした上で、これらの企業には米国などから「多くの投資マネーが入り込んできた」と述べた。こうしてつながりを増した米中が対立を深め「人工知能(AI)の開発競争でいずれかが勝てば、悲惨な世界が待ち受ける」と警告した。

ヤン氏は10歳の時に家族とともに台湾から米国に移住。スタンフォード大の大学院生だった1990年代半ば、デビッド・ファイロ氏とヤフーを創業し、検索サイトで一時代を築いた。2012年にヤフーを退き、現在はスタートアップ企業に投資する会社アメ・クラウド・ベンチャーズを率い、約150社に投資しているという。

同社の投資先として成功しているのは「起業家がビジネスを非常に慎重に考えているか、情熱を持って突き進んでいるかのいずれかだ」と発言。事業の内容よりも経営者の資質や能力が重要だとの見方を示した。

ヤン氏は講演後の討論会にも参加し、東南アジアなど新興国での技術革新について触れ、食品や農業、建設業にITを活用することが産業の「新たな地平を開く」と強調した。

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