A株市場続伸、上海株価指数2.89%高
2012-01-10 14:44:23 From: コメント:0 クリック:
中国のA株市場は両株価指数ともわずかに値上がりして始まった。上海総合株価指数は2164・74で始まり、前場に2148・45の安値をつけたあと、急速に値上がりし、あっさりと2200の大台を回復し、高値水準の2225・89で引けた。先週末の終値と比べて62・49ポイント値上がりし、上昇率は2・89%だった。
深セン成分株価指数は8946・08で引けた。先週末の終値と比べて311・67ポイント、率にして3・61%値上がりした。
個別銘柄は全面高となり、値下がりしたのはわずか23銘柄だけだった。ST銘柄(監理ポスト)と株式改革が終わっていない銘柄を除くと、両市場合わせて50銘柄以上がストップ高になった。
主な指数構成銘柄も全面高となった。時価総額上位30銘柄ではエン(亢の几を兌に)州煤業股分有限公司(エン州煤業=証券取引所での銘柄名、以下同)が大きく値上がりし、上昇率は8・24%に達し、中国神華エネルギー股分有限公司(中国神華)は上昇率が7%を超えた。
前営業日は800億元に届かなかった売買代金の合計額だが、9日は大きく増加し、上証は621億元、深証は534億元に達した。
業界大手のエン州煤業、中国神華が大きく値上がりしたことで、石炭セクターが上昇率トップとなり、新疆百花村股分有限公司(百花村)、上海愛使股分有限公司(愛使股分)、四川聖達実業股分有限公司(四川聖達)など多くの銘柄がストップ高水準で取引を終えた。建材、化学肥料・農薬、非鉄金属などの銘柄も上昇率が大きかった。これと比べ、銀行、酒類製造、石油・天然ガスなどのセクターは相対的に上昇率が小さかった。
滬深300指数は2300の大台回復に成功し、2368・57で引けた。先週末の終値と比べて77・97ポイント値上がりし、上昇率は3・40%に達した。10の産業別指数はすべて値上がりし、300消費以外は上昇率が2%を超えた。300エネルギーの上昇率が最も大きく、6・66%に達した。
上海B株指数は209・20と値上がりして始まり、前場に208・22の安値をつけたあと、急速に値上がりし、高値水準となる216・94で引けた。先週末の終値と比べて8・21ポイント値上がりし、上昇率は3・93%に達した。
深センB株指数は570・28で引けた。先週末の終値と比べて14・61ポイント、率にして2・63%値上がりした。
B株市場では中国紡績機械股分有限公司(ST中紡B)と広東盛潤集団股分有限公司(※ST盛潤B)がストップ高になった。
先週末に開催された全国金融工作会議において、温家宝首相は「株式市場の信頼を高める」ことを強調した。このことが、このところ低迷が続いていた市場を活性化させた。また、値下がりが続いていたことで、中国の株式市場、特に中小板市場の株式に上昇エネルギーがたまっていたことも指数上昇の要因の一つになった。
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