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中国の「創客ブーム」、世界の経済構造を変える
2015-02-24 11:01:44   From:中国網日本語版   コメント:0 クリック:

韓国『中央日報』はこのほど、「アリババの創業者マー氏の末裔291万人…中国『創客ブーム』 」と題する記事を掲載した。内容は下記の通り
韓国『中央日報』はこのほど、「アリババの創業者マー氏の末裔291万人…中国『創客ブーム』 」と題する記事を掲載した。内容は下記の通り。 

北京の中関村で創客ブームが起こり、深セン、上海、貴州、ウルムチなどへと拡大している。「創客」とはITを基礎とするベンチャー企業の創業者を指す。創客は現在、気前のいい中国人観光者のように中国から出て、世界経済の枠組みを変化させようとしている。  

「中国版シリコンバレー」と呼ばれる中関村に入居する企業は2万社以上で、韓国の昨年のベンチャー企業の総数に相当する。中関村だけを見ると、ベンチャー企業数は2013年に6000社を超え、1日平均20社のペースで設立された。このほど最も注目を集めている「創客」の聖地は、深センの華強北だ。成都も注目されている都市だ。成都では昨年11月、「創業週末コンテスト」が開かれ、16歳の学生が優勝者となった。天津でも「創客」の風が吹き荒れている。検索最大手の百度は昨年7月、天津に3000平方メートルの創業センターを設立し、創業者に金融・法律コンサルティングを提供し、無料でオフィスを賃貸している。 
  中国の指導者は先月、1億人が創業し革新に加われば、「創客」は中国の経済成長の新たなエンジンになると強調した。  

「創客」がけん引する中国企業の成長の勢いは、実際の統計データによっても裏付けられている。中国の新たなベンチャー創業者は昨年291万人に達した。この数値は、韓国の100倍に相当する。集まったベンチャーキャピタルは前年より3倍以上増え、155億3000万ドルに達し、韓国の15倍以上となった。  

中国でこれほど強い「創客」ブームが起きているのはなぜだろうか?  

(一)規制がやや緩和され、政府も気前よくさまざまな支援を行っている。「創客」を育成するため、政府は先月400億元の人民元建て創業基金を創設した。
  (二)中国経済の成長の原動力に変化が生じている。インフラ整備などを中心とする成長モデルはすでに力を失っており、スマートフォンなどの新興企業の発展が中国経済の新たな原動力になっている。今年3月の両会(人民代表大会、政治協商会議)で、創業が中心的な議題になる見通しだ。 

(三)中国で生まれ育った「創客」の成功例も、ブームに勢いを持たせている。中国の「創客時代」において、創業は「生きるための手段」であり、興味深い「革新のゲーム」でもある。 豊富な人材、巨大な内需を持つ市場、失敗を許す創業文化などの要素が重なり、今日の創業王国・中国が誕生した。ソウル大学校の鄭永禄教授は、中国の「創客ブーム」は韓国にとって脅威だと述べた。

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