中国電子情報業 100社の利益総額がアップル1社を下回る
2012-08-13 14:46:20 From: コメント:0 クリック:
中国工業情報化部がこのほど発表した、「2011年中国電子情報100強企業」の審査結果によると、中国電子情報企業上位100社の利益総額は計884億元(約138億ドル)で、アップルの利益額の約40%にとどまった。北京商報が伝えた。
同ランキングによると、中国電子情報企業の上位3社は、華為(ファーウェイ)、レノボ、ハイアールとなり、本業収入がいずれも1000億元を上回った。しかし2011年度のアップルの純収益は1082億4900万ドルに達し、同3社はその6分の1にとどまった。アップルの2010年度の売上は652億2500万ドルのみだったが、2011年に米国一のハイテク企業となった。
中国電子情報企業上位100社の本業収入は、前年比14.7%増の1兆7600億元となった。上位100社の利益額は計884億元に達し、業界全体の27%を占めた。アップルの2011年度の純利益は337億9000万ドルに達し、同100社の合計の倍以上となった。
業界関係者はアップルの高い利益率について、「あまりにもケチすぎる」と苦言を呈している。アップルのサプライヤーである某中国企業の関係者は、「富のために仁を失うという言葉は、アップルに当てはまる。高利益の背後には、社員やOEM企業に対する厳しさがある」と指摘した。
アップルの提携先、富士康(フォックスコン)の親会社である鴻海(ホンハイ)の利益率は、2006年の5.9%から約2%まで低下している。富士康はアップルのiPhoneとiPadを生産しているが、そこから得られる利益は非常に少ない。米国の学者が発表した調査データによると、1台のiPhoneの販売により台湾が得る利益は0.5%のみ、iPadは2%のみであるが、米国は58.5%、30%の利益を得るという。
(人民網日本語版)
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